ヘリコバクター・ピロリ(以下ピロリ菌)が胃に感染する事でさまざまな病気を引き起こすことがわかってきています。
年配の方へのピロリ菌の主な感染源は井戸水などの不衛生な水であったと言われ、上水道が整備されていなかった頃に飲料水から感染したと言われています。
しかしそのような水を飲んだことがなくてもピロリ菌に感染している人がいます。その多くは水平感染(親から子供への感染)と考えられています。
ピロリ菌は胃内の強い酸から身を守るためにウレアーゼという酵素を用いて尿素からアンモニアを産生し強酸性の胃酸を中和し身を守りながら生息しています。アンモニアで胃内の環境を乱しています。また胃の粘膜に悪影響を及ぼすタンパクや毒素を産生し、正常な胃粘膜細胞を障害し胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどを引き起こす事がわかっています。そのため現在は胃内にピロリ菌の存在が確認されたら薬剤で除菌することが推奨されています。
我が国は他の先進国に比べて、40歳以上の方のピロリ菌感染率が高く、60歳以上の方では60~70%が感染しているとの報告もあります。
現在は胃炎、胃・十二指腸潰瘍のある方や早期胃がんの内視鏡治療後、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病の方が健康保険でピロリ菌の検査や除菌治療が受けられます。
当院は開院当初よりピロリ菌の除菌を積極的に行っています。ピロリ菌の除菌をして胃・十二指腸潰瘍が再発しなくなった。常用していた胃薬が必要なくなった。胃がすっきりして食欲が増した。などのピロリ菌除菌療法の恩恵を受けた患者さんが多くみえます。
また近年除菌用の抗生物質に抵抗する耐性菌が増えて除菌率が低下している一方で除菌中の胃酸の分泌を強く抑える薬剤も開発され除菌率は向上しています。また除菌率を上げるために様々な補助療法が提唱されています。当院では有効性が確認された補助療法を積極的に取り入れ除菌率の向上を目指しております。
ピロリ菌が心配だけどよくわからない。ピロリ菌に関してご不安を抱かれている方は是非受診しご相談ください。
年配の方へのピロリ菌の主な感染源は井戸水などの不衛生な水であったと言われ、上水道が整備されていなかった頃に飲料水から感染したと言われています。
しかしそのような水を飲んだことがなくてもピロリ菌に感染している人がいます。その多くは水平感染(親から子供への感染)と考えられています。
ピロリ菌は胃内の強い酸から身を守るためにウレアーゼという酵素を用いて尿素からアンモニアを産生し強酸性の胃酸を中和し身を守りながら生息しています。アンモニアで胃内の環境を乱しています。また胃の粘膜に悪影響を及ぼすタンパクや毒素を産生し、正常な胃粘膜細胞を障害し胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどを引き起こす事がわかっています。そのため現在は胃内にピロリ菌の存在が確認されたら薬剤で除菌することが推奨されています。
我が国は他の先進国に比べて、40歳以上の方のピロリ菌感染率が高く、60歳以上の方では60~70%が感染しているとの報告もあります。
現在は胃炎、胃・十二指腸潰瘍のある方や早期胃がんの内視鏡治療後、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病の方が健康保険でピロリ菌の検査や除菌治療が受けられます。
当院は開院当初よりピロリ菌の除菌を積極的に行っています。ピロリ菌の除菌をして胃・十二指腸潰瘍が再発しなくなった。常用していた胃薬が必要なくなった。胃がすっきりして食欲が増した。などのピロリ菌除菌療法の恩恵を受けた患者さんが多くみえます。
また近年除菌用の抗生物質に抵抗する耐性菌が増えて除菌率が低下している一方で除菌中の胃酸の分泌を強く抑える薬剤も開発され除菌率は向上しています。また除菌率を上げるために様々な補助療法が提唱されています。当院では有効性が確認された補助療法を積極的に取り入れ除菌率の向上を目指しております。
ピロリ菌が心配だけどよくわからない。ピロリ菌に関してご不安を抱かれている方は是非受診しご相談ください。
ピロリ菌の検査・治療の流れ
胃の症状がなく胃カメラを行う必要はないが、ピロリ菌の検査は受けたいという方は、
採血によるピロリ菌抗体検査5,000円(税込)も行っています。
採血によるピロリ菌抗体検査5,000円(税込)も行っています。
当院では積極的にピロリ菌の
検査・除菌に取り組んでいます
検査・除菌に取り組んでいます
開院以来、常に新しい情報を入手し除菌を受けられる方に最善の除菌薬の選択や除菌におけるアドバイスを行ってきました。
2009年5月~2019年12月までに1,551件の方が当院で除菌薬の投与を受けられました。
2009年5月~2019年12月までに1,551件の方が当院で除菌薬の投与を受けられました。
開院からピロリ菌一次除菌実施件数
2009年~2019年までの除菌成功率
一次除菌成功率:82.1%
二次除菌成功率:96.1%
二次除菌成功率:96.1%
2019年1~12月の除菌成功率
一次除菌成功率:91.8%
二次除菌成功率:100%
二次除菌成功率:100%
一次除菌療法における
薬剤選択による除菌率の差
薬剤選択による除菌率の差
除菌薬A:67.8%(211例使用) | 除菌薬B:65.3%(75例使用) |
除菌薬C:76.2%(252例使用) | 除菌薬D:91.9%(760例使用) |
※上記件数は除菌の成功不成功が確認できた患者様の数です。
除菌の確認をまだ行われていない方は是非確認にご来院ください。
除菌の確認をまだ行われていない方は是非確認にご来院ください。
当院では、今後もデータを元にしてより除菌率の高い除菌療法を提供していきます。